私ラスカルが、同世代の男性にとにかくお勧めしたいダイエット法は、「糖質制限(ケトン体)ダイエット」です。
実は私は、89kgあった体重をこの方法で2ヶ月間で10kg減らすことに成功しました。
2年経った今でも、特別なことをしていないにも関わらず体型をほぼキープしています。
運動は全く取り入れていません。食事だけです。
ケトジェニックダイエットは、ヒトが痩せる仕組みの根本を利用したダイエット法です。
いえ、「ダイエット法」なんておこがましいですね、痩せるということは、つまりこれそのものなのだと断言しても良いくらいです。
あなたのぽっこりお腹もこれを知ればちゃんと凹みますよ(経験者は語る)。
男性は40代にもなると痩せにくい
歳をとると、以前ほど簡単には痩せませんよね。
若い頃は、仕事が忙しくて食事を取ることができなかったり、夏に海や山に遊びに行くだけで、勝手に痩せていったという経験が有る方、大勢いらっしゃるんじゃないでしょうか。
でも、今は痩せたくてもなかなか痩せられない。本当に悩ましいところです。
歳を重ねることで痩せにくくなるのは、体幹をはじめとした筋力が衰え、代謝が衰えるからに他なりません。
この筋力低下が腰痛などの原因にもなっているのですが、運動なんてやっている暇があったら、仕事で疲れ果てた体を休ませたいと思うのが自然ですよね。
さらに加えて、40代男性といえば仕事でも重要なポジションにいて、部下や上司たちと仕事帰りに一杯付き合う機会も多いのではないでしょうか。断りたくても断れない、そんな微妙な立ち位置の年代が40代です。
ケトジェニック(糖質制限)ダイエットとは
端的に言うと
食事中の糖質(砂糖・白米・パン・うどんなどの麺類etc…)の摂取を控え、体の代謝をケトン体質(ケトジェニック)にシフトさせることで、体内に貯蔵されている脂肪をエネルギーに変え、体脂肪を減らすダイエットです。
ケトン体とは
ヒトが糖質を摂取しなかった時に、エネルギーとして利用するために体内の脂肪が肝臓で分解され、その際に血中に出てくる物質です。具体的には脂肪酸並びにアミノ酸の代謝産物であり、アセトン、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸のことをまとめてケトン体と言います。
ケトン体は身体中でエネルギーとして使われており、基礎代謝の多くを占める骨格筋や心筋はエネルギー源としてほとんどが「脂肪酸-ケトン体」エネルギーシステムを利用しています。
これまで(現在でも)、グルコース(ブドウ糖)のみが脳のエネルギー源であると言われてきましたが、実はこれは嘘であり、ケトン体も脳のエネルギー源であるのです。
ブドウ糖しか使えない細胞は、唯一赤血球です。
赤血球には核が存在しないため、ケトン体がATPに変換される場所であるミトコンドリアを持たないためです。
ヒトは2つのエンジン(ブドウ糖エンジンとケトン体エンジン)を持っている
ブドウ糖には、手っ取り早くエネルギーに変えられるという利点があります。
激しい運動などを行うと、ブドウ糖がどんどん消費されていきます。
ヒトの体に蓄えられているブドウ糖の量は200~300gと言われています。カロリーに直すとわずか1000kcalです。
体外から補給がなければ12時間で枯渇する計算です。
血糖値が低下すると、ヒトの体は脂肪やタンパク質からブドウ糖を作り出します(糖新生)。
逆に運動もせずに糖質が体内に入ると、体はせっせと蓄えようとします。中性脂肪となってお腹周りに付いていきます。
ブドウ糖エンジンが回っている間、ケトン体エンジンはひっそりと息を潜めています。心筋等の基礎代謝のうち必要な分しかエンジンを回しません。
ケトン体の元になる脂肪はブドウ糖と比べて圧倒的に多く体内に存在しています。お腹周りに付いているアレです。
例えば60kgの方であれば、体脂肪率20%としたら12kgが脂肪です。これは10万8000kcalにもなり、一日あたり2000kcal消費したとしても、50日以上生活できる量です。
逆に言えば、糖質を全く摂取しなかった場合、50日程度で12kgの脂肪を減らすことができる計算も成り立ちます。もちろんこんな数字は実現不可能ですが。
どれくらいの期間でどれくらい痩せられるのか
きちんと仕組みを理解して実践できれば、かなり早く効果が現れます。2週間くらいで、変化に気づくのではないでしょうか。
私の場合は2ヶ月で-10kgでした。
後ほどご紹介しますが、「ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか」の著者である医師の宗田哲男先生は、糖尿病を患ってから、5ヶ月で-15kgを達成されました。
5ヶ月後には、全ての数値が正常値に改善され、糖尿病・脂肪肝・肥満・高血圧までもが消え去ってしまったそうです。
糖質制限(ケトン体)ダイエットのメリットとデメリット
メリット
もちろん痩せられるというメリットが一番大きいのですが、その他にもケトジェニックダイエット特有のメリットとして、「頭がスッキリする」「集中力が持続する」「無理なく痩せられる」というメリットがあります。
なぜこのような効果が発生するのかは、別の記事でご紹介したいのですが、簡潔に申し上げれば、糖質は摂取するとハイになり、脳が依存症を起こすマイルドドラッグとさえ言われています。欠乏した際には思考どころではありません。
一方でケトン体は依存症を引き起こすことがなく、脳の神経細胞とも親和性が高いため、脳の活動を常にフラットに支えてくれるのです。
「無理なく」というのは、血糖値の乱高下(グルコーススパイク)がなく、肉や油を積極的に摂取するダイエットなので空腹感を感じにくいという意味ですが、初めて挑戦される方は、はじめのうちは糖質欠乏の禁断症状(強い空腹感)が出るので、しっかりお肉を食べながら、そこだけはなんとか乗り越えて下さい。
デメリット
正直言いますと、私はメリットしか感じていません。
しかし、あえて申し上げれば「服を買い替えなければならない」でしょうか。
真面目にお答えするならば、「便通が悪くなる」と感じることがあります。
これは、白米などの糖質食材を摂取しないため、糖質とともにそれらに含まれる食物繊維を取ることができなくなるからです。
食物繊維を主に白米から摂取していた方は、急に便が硬くなったと感じるでしょう。
良い解決方法があります。キノコ料理を食べて下さい。ちゃんと便通がスムーズになります。特に舞茸がお勧めです。
その他、嘘か本当かわかりませんが、「体臭がする」と感じる方もお見えになるそうです。真実はわかりません。
肉をたくさん食べるダイエットなので、臭いイメージがあるのかも知れません。ケトン体の匂いが分かるという人もいるようですが、私は一切感じませんでした。
リバウンドってあるの?
どんなダイエットにもリバウンドはつきものです。
ケトジェニックダイエットでも、食生活が以前に戻ってしまえばだんだんと脂肪が体内に貯蔵されていくことでしょう。
ダイエットの本質は、食生活の改善にあります。
でも、目標体重を達成した後の体型維持が目的なら、普通の食生活が送れるはずです。
ダイエット生活中に数ヶ月かけて食生活を見直すことができたのなら、何を食べすぎてはいけないのか、もう分かっているはずですから。
食べてもいい食材と食べてはいけない食材
食べても良い食材は、肉や魚、豆腐、卵などのタンパク質です。
「卵ってコレステロールが上がるから一日一個が上限じゃなかった?」とおっしゃる方もお見えかも知れませんが、それは既に公式に否定されています。医師や栄養士さんでさえ、未だその迷信を信じている人がいるのは困ったものです。
脂肪も全く気にせず取ることができます。
脂肪は確かに高カロリーですが、カロリーの高さと肥満にはなんの関係もありません。
肥満になる唯一の原因は、糖質過剰摂取なのです。
ということは、食べてはいけない食材は糖質の多い食材です。

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