初心者

【英語学習初心者】ディクテーションの効果的なやり方【無料教材】

ディクテーションってそもそも何?
結構時間がとられそうだけど、やって効果あるの?
効果的なやり方とか教材は何?はじめはあまりお金かけたくないなぁ

こういった疑問に答えます。

英語と無縁な人生でしたが、5年かけてコツコツ英語を勉強し、社内向けの翻訳記事作成を任せられるようになった私が、無駄に遠回りした反省も踏まえて説明します。

この記事を読めば、ディクテーションについて迷いなく始められる様になるはずです。

1 ディクテーションはネイティブの話した言葉を耳だけで聞いて書き取っていく練習です

ディクテーションはネイティブの話した言葉を耳だけで聞いて書き取っていく練習です

みなさん一度はディクテーションが英語の上達に良いと聞いた事があるのではないでしょうか。

ディクテーションは、音声だけを聞いて、どんな文章だったのかをノートなどに書き取っていく方法です。

ディクテーションの目標は、ネイティブの話す言葉を正確に聞き取って、正確に書き取ることですが、その訓練をする目的は実は色々あります。

リスニングの力とライティングの力が必要な事は想像に難くないと思いますが、その二つを存分に発揮するためには語彙力や文法力が必要となってきます。

つまり、ディクテーションは英語の総合力をつける訓練ともいえるのです。

そう聞くと、とっても便利な訓練のように聞こえますが、実際やってみるとその難しさに気づくと思います。

まず最初に言っておかなければならないのが、ディクテーションは実は難しいという事です。

みなさん、一度日本語のニュースやスピーチを書き取ってみてください。

母国語でも結構しんどいはずです。

作業量も多いし、もしかしたら知らない専門用語が出てきたりして、辞書をひかなきゃ漢字がわからないという事があるかもしれません。

それを外国語でやろうというのだから、難しいに決まっています。

ディクテーションの効果を上げるためには、自分のレベルにあった教材を選ぶ事が本当に重要です。

レベルが合わないと、早々に投げ出すことになりかねません。

結構ハードルの高い訓練ですが、その分見返りは大きいと思います。

日本人は英語を読む事ができても聞いたり話したりする事がどうしても苦手です。

テキストと問題集ベースで学習を進めていればどうしてもそうなってしまいます。

だからと言って、音声を聞き流すだけの学習をしていたところで、上達の実感はなかなか湧いてこないでしょう。

耳で聞くという訓練を積極的に行うために、効果的なのがディクテーションなのです。

ディクテーションで得られる学習効果は、リスニングだけではなくライティングに必要な基礎(語彙・文法)、スピーキングに必要な発声の知識にまで及びます。

それでは、効果的なディクテーションのやり方についてご紹介していきます。

ディクテーションにはリスニング力とライティング力が必要

語彙力や文法力など、総合的な力がつけられる

自分のレベルに合ったものから始めないとキツイ

2 ディクテーションは総合的な力が鍛えられます、15分でもいいので毎日やることが大切です

1章でも述べましたが、ディクテーションによる学習効果は、リスニングだけにとどまりません。

リスニングの力で聞き取った内容を、ライティングしていくのですから、ライティングの基礎(語彙・文法)の勉強にもなります。

ライティングの勉強になる事は、なんとなく分かっていただけると思います。

ディクテーションで聞き取れなかった単語を、文法の知識だけで穴埋め補完しても良いの?という意見もありますが、自分の知識で穴埋めができたなら、それはOKだと思います。
日本人だって、日本語で聞き取れなかった言葉を無意識的に「多分この事言ってるな」と脳内で補完しながら聞いているはずです。

さらに、ライティングだけでなくスピーキングにも効果があります。

いや、正確にはスピーキングの基礎ができていないと、正確にリスニングはできないと言った方が良いのかもしれません。

人間は、自分が発音できない言葉は聞き取れないのです。

どういうことかというと、英語独特の発声を理解していないと、ネイティブが発声した単語をイメージする事ができないのです(なかなか説明が難しくてすみません)。

RとLの発音とか、CとSとTHとか、発音の違いを理解していることで、ネイティブがどちらの発音を行なったのか判断がつくようになるのです。

全く知識が無い状態で闇雲に聞こうとしても無理があります。CだったのかSだったのかTHだったのか。

発音の知識があれば3つの中から選ぶ事ができるという事です。

発音の基礎を知れば、リスニング中にネイティブの舌の使い方までイメージできるようになります。

リスニングとスピーキングを並行して鍛えていけば上達が早まります。

その手法の一つとしてディクテーションを取り入れていくのが効率が良いのです。

そして何にでも言える事ですが、リスニングやスピーキングを短時間に大量にこなしたところでその後が続かなければ、感覚がすぐに失われてしまいます。

ディクテーションはそれなりに時間が取られる訓練ですが、毎日1課題15分でも良いので毎日続けていきましょう。

スピーキングと合わせて上達を加速

毎日少しずつでも良いのでやろう!

3 やり方はとっても簡単、教材も無料のものがあります

やり方はとっても簡単、教材も無料のものがあります

ディクテーションのやり方

それではディクテーションのやり方を説明していきます。

ここで紹介するやり方は、ディクテーションだけの方法ではなく、スピーキングやシャドーイング、オーバーラッピングの方法まで取り入れた総合的な練習方法です。

一つの例文をとことん自分のものにしてしまおうという発想のやり方です。

最終的には、ネイティブと同じように自分の言葉として出てくるようにイメージしながら取り組んでみて下さい。

オススメ教材等については最後にご紹介しますが、まずは手元に「英文の例文とその音声」があると思って下さい。

ディクテーションのやり方

1 何も見ず音声を聴く(2〜3回)
2 キーワードを書き取る(2〜3回)
3 名詞・動詞などを書き取る(2〜3回)
4 残りの単語を聞き取り仕上げにかかる(気が済むまで)
5 答え合わせ

何も見ず音声を聴く(2〜3回)

まずは音声を流してみます。

なんとなくでOKです。文の長さを把握したり、肯定文なのか疑問文なのか否定文なのか、それぐらいが把握できると思います。

もしここで全部聞き取れたとしたら、もう少しレベルを上げてもいいですね。

2,3回聞いてみて、例文の全体をとりあえず掴んでみましょう。

キーワードを書き取る(2〜3回)

次は、ペンを持ちます。(キーボードの打ち込みでもOKです。)

キーワードをいくつか聞き取れるように、ここでは集中して聞いてみましょう。

キーワードの入る位置についても、目星をつけておきましょう。

例えば、

I have improved my English by doing dictation.
Have you ever tried dictation?
Dictation will help you improve your overall English.


という英文だったとして(用意した例文はあまり適切では無いかもしれませんがご容赦を(汗))、おそらくキーワードとしてEnglishやdictationが聞き取れると思います。

キーワードが分かったとしても、スペルが思いつかない場合は、カタカナでも仕方無いです。あとで暗記する候補ワードですね。

その時に、例文中に出現する位置の目星をつけるために、個別の単語として聞き取れた(どんな単語かわからなくても)位置に印をつけておくのも一つの方法です。

_ __________________ English __ ________ dictation.
______ _____ ______ _______ dictation?
Dictation ___ ____________ ______ ____ __________ English.

「なんだかずらずらと聞こえて単語の切れ目がわからなかった」という場合は、まとめて「この辺でなんか言ってた」という印(オレンジ色の下線)でも大丈夫です。

名詞・動詞などを書き取る(2〜3回)

次は、名詞や動詞などに注意して聴いてみましょう。文章の頭は主語の名詞が来ることが多いですし、聞こえた単語ならここで入れてしまいます。

つながって聞こえていた単語が分けて聞こえたらそこも入れてしまいましょう。

I have i      my English    doing dictation.
Have you             dictation?
Dictation will help     i                      English.

動詞の場合には時制の変化がありますし、名詞の場合は三単現のSの有無などが注意するポイントですが、とりあえず原型の単語を入れてみます。

文の構成的に「ここは過去形だろうな」と分かったなら是非入れて下さい。

聞こえたかどうかに執着することはありません。それは後から確認しますので大丈夫です。

ネイティブも実際に聞こえたかどうかわからない単語を、脳内で推測して補完しながら聞き取っているのです。

単語を知らないけれど、「スペルの頭はきっとこれ」というものがあれば、最初の一文字だけ入れておくのもOKです。

残りの単語を聞き取り仕上げにかかる(気が済むまで)

最後は、埋まりきっていない部分を仕上げるつもりで集中して聞きます。

自分がもう無理と思うまで、繰り返し聞いていただいて構いません。が、分からないものは分かりませんので、早めに切り上げましょう。

I have i my English by doing dictation.
Have you ever tried dictation?
Dictation will help you i your over English.

この時に、もし再生スピードを落として聞けるプレーヤーをお持ちなら、ゆっくり再生してもらって構いませんよ。

ゆっくりでも聞き取れないという場所がわかることが、ディクテーションによって英語の上達を早めてくれる大きな利点なのです。

答え合わせ

さて、答え合わせでは、自分の書き取った英文がどれくらい正しかったのかを見ていきます。

I have improved my English by doing dictation.
Have you ever tried dictation?
Dictation will help you improve your overall English.

「ここが聞き取れなかった」「この単語を知らなかった」「このスペルがあやふやだった」

そんな反省点を洗い出していきます。

知らない単語や、スペルがあやふやな単語は自分なりに単語ノートに写して暗記する対象として下さい。

明らかになった正しい例文を元に、音声がどのように発声しているのかを、実際に音声を聞いて確かめてディクテーションはおしまいとなりますが、ここでもう一歩進んだ学習方法をやっておきましょう。

次に一歩進んだ学習方法をご説明します。

これを習慣化していけば、スピーキングにとって役に立つ訓練方法となりますので、是非行っていただきたいと思います。

はじめは大枠を捉える

キーワードや名詞・動詞から埋めていって段々と仕上げていく

最後に埋められなかった所が自分の最大の弱点ポイント

ディクテーションが終わったらすぐにこれらもやってみる

ディクテーションをさらに発展

1 例文を見ながら音声を聴く(リスニング)
2 自分で音読してみる(音読)
3 手本の音声のすぐ後を音読で追いかける(シャドーイング)
4 手本と同時に真似して音読する(オーバーラッピング)
5 何も見ないで手本の音声も無しで話してみる(スピーキング)

リスニングと音読

それぞれの詳細については長くなるので別の記事で説明することとしますが、まずは完成した例文を元に手本の音声を聞いてみます。

すると、例文では別の単語のはずなのに、あたかも一つの単語のように続けて発声されている単語が見つかるかもしれません。

リエゾンと言うのですが、よく例に出されるのが、

Check it out. /tʃék//ít//áut/チェック イット アウト

→/tʃékítá/チェキタ

→チェケラ

こんな感じですね。

前にある単語の最後の音と、後ろにある単語の最初の音が一緒になる現象ですが、会話中ではかなり頻繁に起こります。

先程のCheck it outも発音の仕方そのものを知っていないとこの三語が一語にしか聞こえませんね。

実はこのリエゾン、日本語でも頻繁に起きています。
例えば、「安穏」。
これを一文字ごとにふりがなを振れば「あん」「おん」ですね。
しかし「あんのん」と読むようになりました。
同じように「天皇」は「てん」「おう」が「てんのう」です。
発音しにくい音はくっつけてしまうというのは実はよくあることです。

ここで自分で手本を真似て発音してみます。

リエゾン等にも注意してより正確に発声できるようにチャレンジしてみましょう。

ここまでがディクテーションの基本です。

次はさらに発展していきましょう。

シャドーイングとオーバーラッピング

手本の音声のすぐ後を音読で追いかけるシャドーイングです。

正確にはシャドーイングはスクリプト(文章)を見ずに、耳で聞いた言葉を遅れて繰り返すかなり難しい練習です。

通訳を目指す方がよく取り入れている手法です。

ここではそこまでの練習はしないで、手本の発声が真似ができるように後追いで音読してみるだけで大丈夫です。

自分なりに手本と同じように発声出来ていると思ったら、今度は同時に発声してみましょう(オーバーラッピング)。

オーバーラッピングとは、完全に同時に被せるということです。

この時に、自分の声と手本の音声が完全に一致しているかどうかに気をつけてください。

速さは正確か、イントネーション(強弱)は正確か、発音は真似できているか。

これらに気を配りながら発声の練習をします。

発音に関しては、発音記号を使った別の練習が必要です。
初心者のうちはまだ発音記号にも慣れていないので真似だけでやってみましょう。
発音については、独学には限界があります。どれだけ自分が同じ発音だと思っても、ネイティブが聞くと「ちょっと違う」と思われることがほとんどです。
正確な発音に関してはやはり独学よりも一度レッスンを受けるべきだと思います。

英語独特のリズムを身につけられたらこの練習は成功です。

ここまでやると、スペルを見た時に音声がどのように発声していたか、頭の中に蘇ることでしょう。

逆に、その音声が聞こえた時には正しい単語とスペルが思いつくようになります。

繰り返しになりますが、知らなかった単語やあやふやなスペルはここで完全に覚えてしまいましょう。

さほど長くなければ、例文をまるごと暗記するのがおすすめです。

スピーキング

最後は、覚えた例文を、練習して身につけた発声で発音してみましょう。

このとき、実際に誰かに話すように、自分の言葉としてしゃべるイメージが大切です。

次に誰かに話すチャンスが有れば自分がちゃんとその言葉を使えるようにイメージするのです。

ディクテーションでせっかく最後まで聞き取ったなら、完全に自分の血肉にしてしまおう!

ディクテーション向きの教材(無料もあり)

NHKラジオ講座

このサイトでは何度もご紹介しているのがNHKの語学講座ですが、よく考えられたスクリプトとネイティブの音声が月々500円前後のわずかな金額で手に入リます。

ディクテーションに限らず英語学習者、特に初心者のうちはこの講座を利用しない手はないと思います。

ここで取り上げたのはラジオ英会話ですが、基礎英語0〜3(0はテレビ講座)は中学生レベルの講座で、そちらを利用するのも良いと思います。

なんども言いますが、ディクテーションを行いたいのなら、まずは易しいものから始めましょう。

ラジオ講座は、普通にテキスト通りに講義を受けてからディクテーション用の教材として使っても構いません。

そちらのほうがより簡単に出来ますから、とにかくやってみようという人は講座を受け終わった回を復習するつもりでディクテーションをするのもいいと思います。

ジャパンタイムズ・アルファ

英語学習者向けの週刊英字新聞です。

毎週発刊され、定価320円ですが定期購読をすると10%〜の割引があります(2020.08現在)。

こちらのジャパンタイムズ・アルファには専用サイト(Club Alpha)があり、そこから音声データを聞くことが出来ます。

この音声データを再生しながらディクテーションを行い、スクリプトで答え合わせをすることが出来ます。

英会話というより、時事的な話題がやりたい人は是非こちらですね。

「英字新聞なんてムリムリ!」なんて思わないで下さい。

こちらは学習者向けなので、日本語による解説もちゃんとありますし、レベル分けした豊富な記事が掲載されていますので、読める記事だけ利用したらいいいのです。

少し難し目の記事を読んでみたりして、自分のレベル確認にも使えます。

アイキャッチ
ジャパンタイムズアルファ 普段から英語に触れる習慣を!時事英語力アップに! 最近、英文に触れていますか? 以前は英語の勉強を一生懸命やったけど、最近は全然英語に触れてないなぁという方、多いのではないですか...

無料でできるサイト

英語リスニング無料学習館】さん

こちらのサイトでは無料でディクテーションの練習が行なえます。

現在586問が掲載されているそうです。

スマホアプリの「ディクトレ」というアプリもあってそちらでも同じ問題がやれます。

易しいものや短文のものもありますので、始めやすいと思います。

ディクトレ-ディクテーションを取り入れた英語リスニング学習-

ディクトレ-ディクテーションを取り入れた英語リスニング学習-

Taiki Saito無料posted withアプリーチ

無料でやるならYoutubeもぜひ利用して

当然ながら、Youtubeは基本無料で見ることが出来ます。

音声だけでなく、映像があれば口の動かし方など、更に多くの情報を受け取ることができるので、語学の勉強にはもってこいの素材となります。

ここでは【English Lessons with Laura】さんのリンクをはらせていただきました。

動画で学ぶことが無料でできる時代になったと思うと、本当にいい時代になったんだなぁとしみじみ思ってしまいます。

ディクテーションの参考書や本のご紹介

もっとディクテーションのこと調べたい、直接本とCDで集中的に学びたいという人向けの本のご紹介です。

【英語耳】では、英語の発音がどのようになっているのかを詳しく解説されており、その発音の身につけ方が分かります。

発音できない言葉は聞き取れないということが理解できる本です。

4 まとめ

まとめ

ディクテーションは、いきなりはじめると難しいものです。

初心者のうちは、本当に易しいものから始めて下さい。

ディクテーションに限らず、英語学習の最初は難易度を上げすぎないことが上達への早道です。

毎日英語をやる環境を整えるためには、ラジオ講座などを学習の主軸に置いておくのも良い方法です。

色々考えるよりもまずはやってみる、効果があるかどうかしばらくやって考える。

楽勝になってからレベルを上げてみて下さい。

それではまた!

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rascal
【HN】:rascal(ラスカル) 【出身】:名古屋圏 【職業】:会社員(事務系) 【趣味】:なし 【趣味にしたい事】:旅行・アウトドア・読書・ピアノ 【目標】:さえないおっさんから脱却して賢くカッコイイおじさんになりたい 【特技】:何も無し、ただ、2ヶ月で体重−10kgのダイエットに成功した経験あり←このブログでも方法をご紹介します!